ＵＳＡ方言辞書

• 【いいちこ】
  「ちこ」は接尾語。（です）の意味で使う。ＵＳＡ市の某焼酎メーカーでは「（品質が）いいですよ」の意味で宣伝しているようだが、現実には会話でしか登場しない。
  用例 　（上司）「ここは、俺が払うけん」
  
  （部下）「いつも、おごっちもろうちばっかりじゃ、悪いけん」
  （上司）「いいちこ、いいちこ」
  
  類義語　「そうちこ」＝＞うなづく場合
  コンビニで「チコマート」というのがＵＳＡ市にあるので、ＵＳＡ方言からきているのだろうと思っている人がＵＳＡ市では多いのではないだろうか。

• 【いびしい】
  恐ろしい。（ご飯が）堅い。

• 【えんたいごう】
  子供のころは、その形から「円太鼓」と思っていた。昔、ＵＳＡ市には皮肉にも海軍の飛行場があった。ＵＳＡ海軍航空隊として特攻隊に志願する人もあったそうだ。コンクリートで作られた半円形のかまぼこ型の格納庫はちゃんと尾翼が納まるように切れ込みがある。いまも、田んぼの畦道はまっすぐで滑走路であったことがうかがわれ、掩退壕は倉庫として使われている。

  詳しくは阿川弘之（阿川佐知子の父）「雲の墓標」を。

• 【おじい】
  →【いびしい】参照

• 【すんずり】
  一字違うととんでもないが、いやらしい意味はない。東北弁でなまっているわけではない。渋滞で車が一寸（約３ｃｍ）ずつしか動かないこと。ということは最近できた言葉なのだろうか。

  先日、湯布院から別府まで「やまなみハイウェーを走ったときには、前にも後ろにもまったく車は見えなかったが。

• 【ちょる】
  高崎山の猿は見ちょる、聞いちょる、言うちょるというように使う。
  ハングルの［鉄］テツ→テル→チョル→バンザーイといくのだろうか。

• 【はな】
  ハングルからきているのではないだろうか。「最初」とか「ひとつ」の意味。写真をとるときはハナ、ツル、セット、はいキムチ。間違ってイル、イー、サム・・・と言う日本人がいるとか。

  なくなったハナ肇さんの名前も理にかなっている。

• 【ひこーきもーがん】
  春になると牛や馬に鋤をつけて、そのままだと軽いので子供を重石代わりにんせていた。モーガはその形から「毛牙」だろうが、「ヒコーキ」とは何だったんだろう。コンバインやトラクターの時代となってはもう一生分からないかもしれない。
  　　　類義語　もうがんこ（毛牙ん子）つらら。九州にもつららはあるのです。

• 【びっかん】
  かえる。日本では何種類の呼び方があるのだろうか。

• 【よだきい】
  豊前、豊後を通して、もっとも有名な方言。中年の男は「夜抱きい」と思ってにやりとするるらしいが、これは古語の「よだけし」が中央から流行ってきて、そのまま、大分の新しがりやの人がずっと使っているだけ。めんどうだという意味。

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